ハイクオリティーの製品にはプロフェッショナルな日本語化を
ローカライゼーションの質が悪いと、製品がわかりにくくなり、ユーザーのストレスが増えます。また、メーカー自身が製品を理解していないような印象を与えたり、製品が安っぽく見えてしまったりすることさえあります。
これに対して、プロフェッショナルにローカライズされた製品は、わかりやすく、使いやすくなります。ユーザーはクオリティーの違いを感じ取るので、操作性だけでなく顧客満足度も高まります。サポート コストも抑えられるので、利益率の向上につながります。
このため、トータル コストの面からも企業ブランディングの面からも、ローカライゼーションは経験を積んだプロに任せるのがベストです。
単純な翻訳(トランスレーション)とローカライゼーションの違い
技術翻訳全般を扱っている業者に対してオーディオ ソフトの幅広い専門知識を期待することはできません。そうした翻訳者は、理解できない文章に出会った場合、「きっと、こういうことなのだろう」と推測して訳すことになります。その結果、誤訳になる確率がどうしても高くなってしまいます。音楽ソフトにかかわったことのない人々には“quantize”、“normalize”といった簡単な動詞でも問題になるでしょう。理解していない人が訳すと、それが読者にも伝わります。また、読者自身も正しく理解できません。
オーディオ専門のローカライゼーション業者は、オーディオ ソフトの用語や概念、業界用語、そして音楽理論、音響学、情報科学といった各分野の知識を備えています。このため、原文の内容をすぐに理解し、それをターゲットとなるユーザーに最適化された、わかりやすい文章で、技術的にも正しく伝えることができます。
エラー チェックと修正
説明書の執筆者は短期間で大量の文章を書くため、さまざまなミスが生じることがあります。たとえば、「トラック」と「チャンネル」を間違える、「ダイアログ」を「ウィンドウ」と呼ぶ、といったレベルのミスは珍しくありません。また、執筆の途中で製品の仕様やデザインが変更されたため、説明書とかみ合わなくなることもあります。
専門知識のない翻訳者は説明書の原文に誤りがあっても多くの場合、気づきません。また、気づいてもそのまま日本語に置き換えてしまう業者もよく見られます。そこに上述の誤訳が加わると、製品のクオリティーは確実に下がってしまいます。
ドミソ堂メディアのローカライゼーション
ドミソ堂メディアは基本的に、明らかなミスは修正しながらローカライゼーションを進めます。このため、オリジナル バージョンよりもクオリティーが上がります。もちろん、お客様のご要望に応じて、原文をすべてそのまま日本語にすることも可能です。
ドミソ堂メディアのスタッフには、世界的に有名なオーディオ ソフト メーカーの製品を10 年以上にわたって日本語化してきた経験があります。このため、作る側、売る側の意図を理解し、使う側にそれをできるだけ正確に伝えるノウハウが確立されています。