Drupal の「原作者」 Dries Buytaert 氏はアントウェルペン(アントワープ)生まれのベルギー人です。彼の名前をどう発音したらいいのか、オランダで育ちフラマン語にも通じている人に尋ねたところ、次のように解説してくれました。
発音をドイツ語風につづると次のようになる。
Driis Böij-tächt
特徴は次のとおり:
- Dries の r は軽い巻き舌(まきじた)音。反り舌(そりじた)音ではない。
- ie は長音(音を伸ばすこと)を表す
- s は英語などの s とは違って柔らかい音になる。舌をやや上に向け、どちらかといえば英語の th に近い
- Buytaert の最初の音節(buy)は特に発音が難しい。ひとつひとつの音素を分けずに全体を一息で発音する。下あごをほんの少し前に出して口の片側だけをわずかに開ける感じにするといい。苗字(ファミリー ネーム)のなかでアクセントはここに置かれる
- 2 番目の音節(taert)もあまり大きく口を開けずに発音する
参考までに、ご本人が名前を発音している音声ファイルはこちらです。
上記のドイツ語風つづりをそのままカタカナに置き換えるとしたら「ドリース ベイテヒト」あるいは「ボイテヒト」になるでしょう。ただ、オランダ語をカタカナで表している例を Web 上でいろいろ見てみると、どうも「ドリース バイテルト」と書く方が一般的なようです。
このため、実際の発音とはかなり違うことを了解したうえで、本サイトでは「ドリース バイテルト」と表記することにしました。