heise open:Drupal 8 のフィーチャー フリーズの期限は 12 月です。ということは、現時点で議論されている数々の機能のうち、Drupal 8 に入らない(間に合わない)ものが出てくる可能性があるのでは?

バイテルト: そうですね。わたしたちはこういったものを Drupal 8 に入れようとしています。どれかがうまくいかなかったとしたら、残念ですが、それは Drupal 9 用に進めていくことになるでしょう。しかし、わたしはほとんどのことが実現できるだろうと確信しています。

heise open:Drupal API を利用している開発者たちはそれが大幅に変更されることを覚悟しなくてはならないのでしょうか?

バイテルト: はい。非常に大きな変更になるでしょう。まさにわたしたちらしいことです。Drupal 7 では大幅な変更がありました。ですから、Drupal 8 でもそうでしょう。だからこそ、Drupal のカンファレンスが重要になります。わたしたちは開発者たちに新しい技術を教えていかなくてはなりません。

heise open:Drupal はアップグレードの問題をどう扱っているのですか?

バイテルト: 正直、アップグレードは非常に「痛い」かもしれません。それはわたしたちが大きな変革を実行しているからです。そこで問題になるのは 2 つの道を天秤(てんびん)にかけることです。ひとつは Drupal の開発を進め、メジャーであり続けるということ。わたしたちはたとえば、モバイルのアプリケーションを根本からサポートしなくてはなりません。そうなると、いろいろなことを検討し直す必要に迫られます。もうひとつの道は、そうしたことをしなかったらどうなっていくかというものです。確かにアップグレードは容易になるものの、遅かれ早かれ、Drupal はメジャーではなくなってしまうことでしょう。わたしたちは最高のテクノロジーであり続けなくてはなりません。

ウィキペディア「ベスト プラクティス」
参考リンク 6:ウィキペディア「ベスト プラクティス」

その一方でわたしたちがすでに気をつけているのは、どうしても変えなくてはならない範囲だけを変えること、それから、ユーザーにとってアップグレードをできるだけ簡単にすることです。ここで鍵となるのは Drupal 開発の「ベスト プラクティス」を身につけることです。わたしは間違ったやり方で作られた Drupal サイトで開発者たちがアップグレードの際に「やけど」を負うのをたくさん見てきました。


唐突に終わっているように見えますが、インタビューは以上です。