Acquia、シリーズ D で 1500 万ドルを調達

2011 年 6 月 20 日 - 11:22 -- ドリース バイテルト

ワクワクする発表だ。Acquia は、第4ラウンドにあたる資金調達で 1500 万ドル(本記事執筆時約 11 億 8 千万円)を受領した。前回までのどのラウンド(シリーズ Aシリーズ Bシリーズ C)と比べても2倍近い額になる。これまでの投資家たちは、今回のラウンドにも参加することで、僕たちに対する信頼を確約してくれた。今回さらに加わったのは Tenaya Capital だ。同社はサンフランシスコのベイ エリアと僕たちの地元ボストンの両方にルーツがある。Tenaya 社がもたらすのは資金だけではない。同社のブライアン ポールBrian Paulが僕たち(Acquia)の取締役会にも加わることになった。

これで Acquia という会社にいるのが信じられないほどエキサイティングである時が来た。昨年 11 月のシリーズ C 以来、スタッフ数は 70 人から 130 人へと、ほぼ2倍になった。オフィスが破裂しそうなので、近いうちにもっと広い 35,000 平方フィート(約 3,252 平米。約 983 坪)のオフィスに移転する予定だ。1,000 を超える僕たちの企業顧客の需要に応えるため、これだけのスタッフが必要になったのだ。また、Dev Cloud構造を刷新したばかりの Acquia Network など、将来に向けて新しい先導プロジェクト(イニシアチブ)のプランを立てるのにも十分なスタッフが必要だ。大成功を収めた 2010 年に続いて、僕たちは今年の第1四半期、第2四半期で収益記録をさらに更新した。

資金調達ラウンドは通常、ある会社が非常に好調なとき、または非常に不調なときに行われる。好調な場合、投資家たちは大きな利益を得ようとしてその活動に参加したがる。不調な場合、その時点の投資家たちは自分がすでに投資した分をすべて失ってしまわないよう、情勢を好転させたいと願う。Acquia はあらゆる基準から見て非常に好調だ。今回の資金調達ラウンドはそれを立証する以外の何者でもない。これは「成長ラウンドgrowth round」と呼ばれるものだ。この資金は2つの目的に向けられる:

  • セールスとマーケティングを拡大すること、それも特にアメリカ合衆国以外の地域で。
    僕たち(Acquia)(ビジネス)パートナーたちが毎日、証明してくれていることだが、米国外において Drupal には企業を対象として途方もない機会があるのは明らかだ。僕たちは西ヨーロッパに集中してスタートする予定だが、すでにアジアへの展開もプランニングを行っているところだ。
  • Acquia 自身を補完する才能と製品を獲得(acquire)すること。
    僕たちはこれをジョークで“acquia-sition(取得、獲得、買収などを意味する“acquisition”をもじった言葉)と呼んでいるのだが、この獲得活動は続行する予定だ。それによって、スタッフを拡充し、提供する製品の幅を広げる。そして、営業を始めて3年半の間に寄せられた数々のリクエストに応えるつもりだ。

Acquia の成長は Drupal が成長している証(あかし)だ。僕たちは、すべての行いにおいて Drupal コミュニティーにお返しし続けるつもりだ。Acquia は、顧客のみなさん、パートナーのみなさん、社員のみんな、そして友人たちなしには、こんなところまで来られなかっただろう。どうもありがとう!

分類キーワード: