コード フリーズと作業基準値(後半)

2013 年 2 月 25 日 - 14:42 -- ドリース バイテルト

(この記事は長いので前半と後半に分けました。前半はこちら

9 月 23 日は DrupalCon Prague(プラハ)の週にあたる。僕たちの目標は、最後に残った 2 つ(またはその時点で存在する数)の重大なバグ、重大なタスクをその(会場で開催される)スプリントにおいて解決することで、最初の Drupal 8 RC と共にそのカンファレンス(会場)から出てくることだろう(^-^)。

ただ、いくつか注意事項がある:

  • リリース時期に影響するため、各機能(フィーチャー)は大幅な、または重大な補足作業を要求できない。これは一般に、新規の「大きな(メジャーな)」機能はない(取り入れない)ことを意味する。というのも(一般的な)傾向として、かなり大きな補足作業なしにメジャーな機能を完成させるのは不可能だからだ(例:レスポンシブ レイアウト ビルダー、プロジェクト ブラウザー、新しいコア テーマ、Symfony Form API)。この種の案件群はおそらく Drupal 9 へと移されることになるだろう。
  • これは主として、小規模で自己完結している反復的な改良であれば、僕たちはそれを Drupal 8 にバックポート(D9 から D8 へ移植)する用意があることを意味する(http://groups.drupal.org/node/210973 を参照)。
  • 一般的に、タスク/バグに対してはフィーチャー(機能自体)よりもコミッターの好意がまず優先される(各コントリビューターが自発的にとる行為を尊重する)

僕たちは現在のところ、リリース段階全体にわたって重要(major)なバグおよびタスクの基準値を 100 件とし、それを Drupal 8 リリース日の決定には結び付けないことにした。これについてはリリースが近づいてきたところで再検討するつもりだ。

基準値に縛られないものは?

僕たちは当然のことながら Drupal 8 を首尾一貫した製品として出荷したいと思っている。だから、既存の機能群をよりうまく統合することがひとつの重要なフォーカス ターゲットになるだろう。これはたとえば、Drupal の Symfony 部分とブロックがうまく動作するようにしたり、ESI/CSI/SSI キャッシングが行えるようにしたりするのに必要な作業を指す。また、手近なタスクによりよく合わせて調整できるよう、管理ページ群を Views に変えること;Twig、新しい Entity API、CMI などの主要な API の変更(変換)を完成させ、ノード タイトルの翻訳およびインプレース編集ができないといったような「荒削り」な部分をなくすことも、そのターゲットに含まれる。

「タスク」あるいは「フィーチャー」とは何から成り立っているのかという点(それぞれの定義)に関する一般的な案内は次の URL を参照されたい:
http://drupal.org/node/1181250

これら統合項目のリストに沿って作業を進めていくに従って、いくつかのフィーチャーは「タスク」のカテゴリーへと分類し直されることになるかもしれない。同時に、現在「タスク」のカテゴリーに分類されている案件が「厳密に統合および仕上げ」というレベルを超えれば、作業対象から外されたりフィーチャーへと分類し直されたりすることになるだろう。

謝辞!

やるべきことはまだたくさんあるが、ここで一息ついて、これまでで 1,077 人を超えている、Drupal 8 へのコントリビューター(貢献者)の一人一人に誠実な感謝の意を表したい。みんな、本当にすばらしい仕事をして、Drupal 8 がはるかに使いやすく、柔軟で、デザイナーに優しく、将来も確かなフレームワークとして確立されるように協力してくれた。それはこれからやって来る何年もの間、僕たちみんなが使えるフレームワークだ。じゃあ、一致団結して僕たちのベビーを仕上げ、世界に送り出し、みんなで楽しもう!(^-^)

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