Ubuntu の仲間たちからそっくり拝借した形の Drupal 行動規範(The Drupal Code of Conduct)は、僕たちが培(つちか)おうとしている(コミュニティーの)特性を明記するという役目を立派に果たす。それは人々に「ソフトウェアを取りにおいで。そのままコミュニティーにずっといたらいいよ」と請け合えるようにするための特性だ。しかし、まだ少し(埋めなくてはならない)ギャップがある。たとえば、意見が対立したときの解決方法をどうするか、ひとりの個人として新しいガバナンス(統治)ポリシーを提案するのにいちばんいい方法はどんなものか、といったものだ。
Drupal のキー コントリビューター、ランディー フェイ(Randy Fay)は他のオープンソース プロジェクトのガバナンス モデルを調査してくれた。それはとてつもない量に及ぶものだ。詳しい内容は彼のブログで読める。ランディーの記事群を読み続けていない人たちのために言っておこう。彼と僕は、オレゴン州ポートランドで 7 月 16、17 日に Drupal ガバナンスに関するスプリントを開く。コミュニティー リーダーシップ サミット(the Community Leadership Summit)に続けて行う形だ。ランディー、アンジェラ バイロン(Angela Byron)、グレッグ ダンラップ(Greg Dunlap)、デイビッド ストロース(David Strauss)、そして僕が参加する予定だ。
このスプリントは Drupal にとっては初めてのものだ。このスプリントの目標は、以下に挙げるトピックのいくつかについて、コミュニティーで今後行われる議論に対する勧告をまとめることにある。
- 全般的なコンセプトとして方針を作成および保持するプロセス群
- 技術的な対立を解決するプロセス
- コミュニティーでの/個人同士の対立を解決するプロセス
- 極めてデリケートに扱う必要がある「核(兵器のような)」問題を解決するためのプロセスとチーム
ほかに提案したいトピックがあったら、あるいは、これらの項目に対するフィードバック(意見や提案など)をスプリントの前に寄せたいという場合は是非、Governance project issue queue に加わってほしい。僕たちのプロジェクトのガバナンスを効率化し、発展させるのは大切な仕事だ。だから、みんなの貢献に対して先にお礼を言っておこう。ありがとう。