Spark 更新情報:統一されたインプレース編集

2013 年 1 月 7 日 - 21:48 -- ドリース バイテルト

Drupal コア(開発)におけるユーザビリティー向上の取り組みでは、サイト上での編集をしやすくすることに主なフォーカスが当てられてきた。僕たちは Drupal 7 で Contextual links、Overlay の両モジュールを導入した。それによってコンテンツ作者やサイト作成者にとっては(操作が)より簡単になり、ブロックやメニューなどページ上に直接見えているものに関連した管理部分へそのままジャンプできるようになった。Drupal 8 は新しいインプレース編集機能によってそこからさらに一段上をねらっている。これは表示されているページのコンテクスト内で自分のサイトのコンテンツをダイレクトに変更できるようにするものだ。

理屈にかなった次のステップはインプレース編集機能を次のレベルに持っていくことだが、これはコンテクストに基づいた(コンテクスチュアルな)編集のパラダイムを統一することで行う。すなわち、「編集モード」という概念、そして、単にコンテンツのフィールドだけでなくそれ以上をコンテクストに基づいて編集できる能力、その両者を組み合わせることになる。これはページ上のすべてをコンテクストに基づいてモバイルファーストのやり方で編集できるようにするためだ。

具体的に言えば、僕たちは以下のチャレンジに臨む必要がある。

  • 矛盾した(一貫性のない)パターンがユーザーを混乱させる:コンテンツを編集するには、コンテクストに基づいたギア(歯車のアイコン)、ローカル タブ、そして「編集モード(Edit mode)」が存在する。これらの(操作)パターンは簡素化する必要がある。
  • タスクのわかりやすさが不十分:シンプルに見えるタスクでも、ある設定をどこで変更できるのか見つけようとして管理者用バックエンド内をウロウロする羽目になることがよくある。
  • 不必要な情報がユーザーの操作を遅くする:Drupal のフォームは長くなる傾向がある。また、より高度な/ややこしいオプションがずらりと並ぶことになりがちだ。そのため、単純なタスクを行おうとするユーザーがそれらに圧倒されてしまうことがあり得る。
  • 小型デバイスでインタラクションが機能しない:Drupal 8 のモバイル イニシアチブでは、これらのツールをデスクトップ上でもスマートフォンやタブレットの場合と同じように使いやすくすることが重要だ。

以下のビデオは僕たちが Drupal 8 コアにおいてこれらの問題を解決するために提案したいことを示している:

この機能に関して内部的に(関係者で)一連のユーザービリティー テストを何度か行ったが、これまでのところ、実にいい結果が出て、気分も盛り上がっている。全体的に言うなら、みんな、これが Drupal だとはとても信じられないくらいだ(^-^)。プロトタイプを自分でチェックしてみてほしい:

https://projects.invisionapp.com/share/U2A4IAGX

僕はこれらの変更にとてもワクワクしている。そして、これを Drupal 8 に入れることができたら流れが大きく変わるような気がする。でも、みんなはどう思うだろうか?これが気に入ったら、コア イシューにおける実装とレビューに是非、協力してほしい。

http://drupal.org/node/1882482

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