自分たちの将来を PHP で支える

2011 年 4 月 11 日 - 16:22 -- ドリース バイテルト

PHP の成長は以前にも増してアプリケーション(の発展や普及)にかかっていると思う。アプリケーションとは、DrupalJoomla!WordPressphpBBTypo3ezPublish などのようなシステムだ。具体的に言えば、PHP を採用するほとんどの組織は、何よりもこうしたポピュラーなアプリケーションのどれかを使いたいから採用するのであって、そのアプリケーションのコアに(たまたま)PHP が使われているのだと思う。独自の PHP アプリケーションをゼロから作り上げたいから PHP を採用するという組織はもっと少ない。したがって、PHP の将来はますます、ここ数年の間に登場してきた人気のある PHP アプリケーション群によって決まる、ということになる。

逆に見れば、Drupal の将来は PHP にかかっている。さらに言えば、僕たちの多くは自分の将来、仕事の将来を Drupal で支えようとしている。それはそのまま PHP で支えることにもなる。これは Joomla!、WordPress、phpBB、vBulletin、Typo3、ezPublish で生計を立てている人々にとっても同じだ。

僕たちは、ある段階に達したように見える。ここでは、PHP とそうした最もポピュラーな PHP アプリケーション群とが(たとえばイソギンチャクとクマノミのような)共生関係にある。PHP が作られた頃には存在しなかった関係だ。共生関係というものには強制的なところがある。生き延びていくため、僕たちは完全に依存しあっているのだ。しかし、それでも僕たちは別々に暮らしてきた感じがする。PHP の発展に貢献するのは僕たち(アプリケーション開発者)にとって意味をなすことだ。また、PHP コアの開発者たちにとっても、最もポピュラーなアプリケーションの開発者たちとより緊密に連携して作業を進めることは理にかなっている。

僕は人生のうち 10 年を Java 仮想マシン(JVM)やランタイム システムの開発に費やしてきて、PHP にも貢献できるだろうという気がする。あいにく、今はそのための時間がとれないが、Acquia がもう少し大きくなったら、PHP の発展に一役買うため、フルタイムのエンジニアを雇うこともあり得るだろう。ひょっとしたら、ほかの組織も同じことを検討するかもしれないし、あるいは、もっと多くの人々が、現在携わっている以外のプロジェクトで活動する時間をひねり出せるかもしれない。僕たちの未来は本当にそうした人々から利益を受けるように思える。

自分が PHP コア(の開発)に貢献できるとしたら、あなたは何を変えるだろうか?

分類キーワード: