(この記事は長いので前半と後半に分けました。前半はこちら)
以下の項目は CWG 宣言の範囲内にはない:
- メンバーたちがコミュニティー紛争解決プロセスを使って紛争を解決しようとし、それに失敗するまで CWG は紛争に関与しない(CWG は当事者たちが自力で解決できなかった場合にのみ関与する)。
- 極端な場合を除き、CWG は誰かを追放する要請には応じない。すべての紛争はまず紛争仲裁プロセスを通さなくてはならない。
- CWG の個別メンバーは CWG 全体によって調停権限を与えられないかぎり、独力で紛争を調停することはできない。
- CWG は技術的な方針またはコミュニティー全体のガバナンスに関する意思決定を行うことはできない(前者は技術作業部会(Technical Working Group)、後者はガバナンス作業部会(Governance Working Group)の責務)。
- CWG はそれ自身の宣言を変更または拡張することはできない。現在、その権限はドリース バイテルト(Dries Buytaert)のみにある。
プロセス
CWG に案件を提出するには community@drupal.org に E メールを送ってほしい。CWG は 2 週間以内に(それについての)決定を含めた返事をする予定だ。また、CWG は要望(リクエスト)群を評価(吟味)し、ある要望が紛争解決プロセスを通らなかった場合、または CWG が取るに足らないと判断した場合、当事者たちをもっと適切な解決方法へ誘導し直すという選択肢をとることもできる。
CWG は可能な場合、自らの決定を公に記録することによってできるだけ透明であること(transparent: 外部からすべて見えること)を目指す。ただし、デリケートな(機密性を要する)状況では、関係者のプライバシーを尊重するため詳細を省略することもできる。
当事者のいずれかが CWG の決定を不当だと感じる場合はドリース バイテルトにエスカレート(上訴)することができる。バイテルトはその決定を再吟味し、それを支持するか変更するかを選択できる。その期間中は CWG の決定が効力を有する。
CWG 宣言はドリース バイテルトのみが変更できる。また、彼はいつでも変更できる。CWG 宣言は少なくとも年に1回、ドリース バイテルトによってその内容を再吟味されるものとする。
メンバーシップ
現在のところ、このグループ(CWG)へのメンバーの指名および除名は必要に応じてドリース バイテルトが行う予定だ。将来、この宣言はさらに正式なプロセスを取るべく改訂されることがある。
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