自分の会社を売るのはどんな気持ちがするか

2012 年 9 月 20 日 - 15:28 -- ドリース バイテルト

僕はほかの会社をいくつか買収してきたが、自分の会社を売るのは Mollom を Acquia に売却したのが初めてだった。売る側に回るのは随分違う感じがした。満足感にかすかな喪失感が混じったような、おもしろい気持ちだ。交渉中の段階では、喜びとワクワク感がある。そのあと、適格性調査デュー ディリジェンスのプロセスを経る間はフラストレーションを感じる。手続きが山ほどあるのだ。そして、ついに鍵を引き渡すという日には、自分の赤ん坊を売ってしまったような気がする。しかし、それと同時に達成感もある。

Mollom の売却は人生が変わる瞬間だった。財務的に大きな取り引きだったからではない(実際、大きくはなかった)。ひとつの会社を設立して成長させ、利益を上げられるところまで舵(かじ)を取り、成功裏に去る。それが僕にできたということをその売却が立証しているからだ。すばらしい体験だった。というのも、僕にはわかるからだ。またどこかの時点で、自分はまた同じことをする願望を抱くだろうと。

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