Spark の更新情報:Drupal におけるレスポンシブ レイアウト

2012 年 6 月 22 日 - 16:05 -- ドリース バイテルト

今日は僕たちが Drupal の“レスポンシブ レイアウト ビルダーresponsive layout builder”用に作ったデザイン(設計、構造)をシェアしてみたい。これを Spark ディストリビューションに入れられたらと思っている。モバイルとレスポンシブ レイアウトを世間に大きく広めることになるので僕はとてもワクワクしている。

僕たちはこの“レスポンシブ レイアウト ビルダー”のコンセプトに何週間も取り組んだ。その結果、画期的なものができたと僕は思う。レイアウトを作成する他のアプローチは、もっともらしくレスポンシブ デザインを謳(うた)いながらもマークアップがめちゃくちゃだ。それに対して僕たちのアプローチは、使い方がシンプルであること、クリーンで構文にかなったマークアップができることを約束できる。また、同時にユーザーがレスポンシブ デザインのロジック(仕組み)を学べるようにもなっている。ひとたび実装されたら、これは Drupal を本当に競争の最先端へと押し出すものになり得ると僕は思っている。

(口で説明するよりも)僕たちの考案したものをご覧に入れるのがいちばんだろう。以下のビデオは長さが 8 分ほどだが、デザインをざっと紹介している。また、Spark プロジェクトの背景も多少わかる。

この機構を構築する裏で推進力となってきた Acquia のケヴィン オリーリーKevin O'Learyの功績を特にたたえたい。

技術的に言えば、これは Panels モジュールの上に来るレイヤーとして意図されている。Drupal 8 に対する前方互換性を向上させるためだ。Drupal 8 のブロック アンド レイアウト イニシアチブBlocks and Layouts initiativeで調査とプロトタイピングが積極的に行われているが、そこにこの機構も統合できたらと思っている。

Acquia はこれと並んでほかの重要な機構も含めた実装パートナー(使用モニター)を積極的に求めている。もし興味がある場合は、是非、アンジェラ バイロンAngela Byronにコンタクトをとってほしい。ほかの人々と是非、これに取り組んでみたいと思っている。

みんなも覚えていると思うが、2 週間(実際は 3 週間)ほど前、インライン編集のプロトタイプのビデオをシェアした。僕たちはそれを Spark ディストリビューションに入れたいのだが、それにこのレスポンシブ レイアウト ビルディング ツールも加えたいと思っている。インライン編集機能の実装は Edit モジュール内で順調に進行している。

ご覧のとおり、物事は実にうまく動き始めている。もし、上記のうち、いずれかの機能にワクワクし、協力したいと思ったら、是非、Spark issue queue のディスカッションに参加して欲しい。

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