Drupal ムード サイクル

2011 年 6 月 9 日 - 14:25 -- ドリース バイテルト

僕は昨日、ガートナー ハイプ サイクルを紹介した。そして、Drupal 7 リリース バージョンが、そのサイクルでいえばどういう発展の道筋をたどるだろうかという話をした。ここで、その話を一般化してみたいと思う。メジャー リリースの開発ライフサイクルにおいて、そのハイプ サイクルが Drupal コミュニティー ― 特にコア開発者たち ― にどう影響するのか示すためだ。

以下は Drupal の開発者たちから見た 1 つのライフサイクルだ:

開発者から見たライフサイクル

この開発サイクルは 1 曲の歌のようなもので、それぞれの段階に独自の節がある。「スロー モーション」部分は「パッチをチェックするコア コミッターがもっと必要だ!」、続いて「Drupal の開発はムチャクチャだ!」。そこで「熱狂パッチ」が「お涙ちょうだい」の節回しで「クソ~、オレのパッチは入れてもらえねえよ!」、続いて「待てよ、こんな状態でコード フリーズできるかよ!」。「ユーザーの絶叫」は市場とのかけあいになっている。こんな感じだ:「拡張モジュールがアップデートされるまでコアはリリースしない方がいいよ」、続いて「こっちはまだアップデートもしてないのに、もう次のバージョンの作業をしてるなんて信じられねえ」。

話がややこしくしなっているのは、僕たちが常に Drupal の現行バージョンと次期バージョンの両方に対する作業を続けているという事実があるからだ(前期バージョンのメンテナンスもするが、その開発サイクルはすでに終了した)。Drupal 7 と Drupal 8 のサイクルを重ねると、次のようになる:

2 つのライフサイクル

2 つのグラフを足し合わせると、全体像を映し出す新しい曲線が現れる。

2 つのライフサイクルとその和

僕たちが今いるのはここだと思うところに縦のラインを引いてある。Drupal 7 は「啓発の坂道」へと向かうところだ。Drupal 8 は自分のコースが始まったあたりだ。

あいにく、どちらの段階もムードのレベルは低い。だから、今の時期、全体的なムードとしては意欲をそがれることもあるだろう。しかし、将来に目を向ければ、Drupal 7 も Drupal 8 もいい時期に入っていくことははっきりしている。盛り上がりの度合いは Drupal 8 のリリースに向けて増していくのみだろう。それはいつだろうか?それについては、次のブログ記事で話すつもりだ。

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