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Acquia にとって 2012 年はすばらしい年だった。僕たちにとってはいろいろな意味で最高の年だった。
昨年（2012 年）、僕たちは Drupal がメインストリームの一部として成長を続けていくであろう明らかな兆候をさらに多く目にした。こうした傾向はもうしばらく前から顕著になってきていたが、2012 年には普及のピッチが上がると共にいっそう多くの企業、政府機関に採用された。Acquia はいろいろな点でこうした採用の流れに乗って上昇してきたし、この勢いを作ること（自体）に力添えできたかもしれない。また、そうした成長の過程において、僕たちはオープンソースの哲学を Acquia の指針たる理念として守り続けることを念頭に置いてきた。
オープンソース流儀
オープンソースの哲学にのっとるという基本概念を僕は「オープンソース流儀（the Open Source Way）」と呼んでいる。それは僕たちの製品やサービスに対する Acquia のアプローチに反映されている。たとえば、商業（専売的）ベンダーのプラットフォームに拘束されることなく、別のプラットフォームやソリューションにたやすく移行できるようにすることが大事だと僕たちは信じている。僕たちの提供するソリューションは PaaS にしても SaaS にしてもオープンソース流儀に従い、ロックイン（顧客の囲い込み）をなくしている。それによって技術革新と機敏性がもたらされているのだ。これを指す OpenSaaS、OpenPaaS という用語を僕たちは作り出した。
このアプローチは企業の反響を呼んだ。それは 2012 年における僕たちの伸びを示す数字群に反映されている。その成長は記録的な速度で伸びたセールス ブッキング（受注、契約）にも現れている。僕たちは 15 四半期連続の収益増で 2012 年を終えた。それは僕たち自身が設定したアグレッシブな目標さえも超えたものだった。
昨年、Acquia では 160 名を超える社員が増え、スタッフの総数は約 280 名になった。バーリントン（マサチューセッツ州ボストン近郊）の Acquia 本社に加え、英国（UK）オフィスには 28 名、新しくできたポートランドのオフィスには 14 名、そしてリモート ワーキングのスタッフが 82 名いる。成功するということは多くのチャレンジに臨むことだ。これだけたくさんの人材を採用するのは骨が折れる。最近、ある月曜日には約 20 名もの新規スタッフがバーリントン オフィスで入社研修を受けていた。それでも僕たちは人材雇用のチャレンジに立ち向かい、才能も情熱もあるスタッフをまとめ上げた。彼らがあってこそ、Acquia は成功するのだ。
僕たちの核となるパワーは、自分たちの設定したアグレッシブなゴールを達成する能力だ。この能力は Acquia のスタッフが自分たちのすることすべてに情熱をもっていること、そして協力し合うこと、そのたまものだ。協力と情熱が鍵となる Acquia の土壌にはオープンソース流儀も反映されている。この情熱と協力を僕たちは顧客のみなさんにももたらす。僕たちはカスタマーひとりひとりが必ず成功するように頑張っている。2012 年には契約を更新したカスタマーが増加し、（僕たちに対する）誓約と忠実さを再び僕たちに委ねてくれた。